お買い物体験!親子で楽しむ“お金”のたいせつさ講座

こどもと学ぶ

12月8日に「お買い物体験 親子で楽しむ“お金”のたいせつさ講座」を開催し、親子あわせて27名の方が参加され、ファイナンシャルプランナーのキャサリンさんとナンシーさんから、実際のお買い物体験もしながら、お金の話をかんたんに楽しく教わりました。

最初に講師のお二人から自己紹介があり、ファイナンシャルプランナーは「お金のお医者さん」なので、キャサリンさん(写真:右)はブルーの白衣に鼻ひげ眼鏡、ナンシーさん(写真:左)はピンクの白衣、というコスチューム姿で登場されました。
キャサリンさんから「わたしがかけている鼻ひげ眼鏡は、いくらだったと思いますか?」と、いきなりお金に関するクイズがあり、参加者が答えた値段はさまざまでした。「正解は、60,000円!」と聞いて、みなさんあまりの高額にびっくりしていましたが、キャサリンさんはこだわりで作った納得のお値段というお話を聞いて、お金の価値観については人それぞれだと納得した様子です。

「今日は本当に自分がほしいものを買えるようになろう!」と講座の目標とミッションを確認したら、すぐにお楽しみのお買い物体験をすることに。
お買い物するのは、コンビニエンスストア“キャサリン&ナンシーマート”(略してK&Nマート)。お二人がこどもたちに「コンビニはどんなものが売ってるかな?」と問いかけると「おにぎり、からあげ、アイス…」とたくさん意見が飛び交い、今の世代のこどもたちはコンビニ慣れしている様子。

まず「お買い物の下見をしよう!」ということで、会場の後ろには、お二人がそろえてくれた美味しそうな食べ物の写真がいっぱい並べてあるK&Nマートへ下見にいきました。みんなめずらしい商品もあり興味津々です。生駒のK&Nマートでは限定商品として、生駒名産のころもちとレインボーラムネも売っていました。

K&Nマートから席に帰ってきて、ホワイトボードにこどもたちが欲しい商品を書いてくれました。ボードに書ききれないほどたくさん書いていたり、悩みながら欲しいものを絞って書いていたり、それぞれ個性が出ていました。

欲しいものを書いてもらったところで、キャサリン&ナンシーからついにお買い物のミッションが出されました。
おかあさんが「今日はでかけるからお昼ごはん、自分で買ってきて。700円で足りるようにお買い物してね。よろしく~」という設定でこどもたちに700円が渡されました。
低学年の子たちには100円玉と500円玉で、高学年の子たちには10円玉も含めたお金でぴったり700円渡されました。

さあ、もう一度K&Nマートへ。今度は自分1人でお昼ごはんを買わなくてはなりません。陳列されている商品の近くや商品の裏に値段が書いてあります。みんな、迷いながら楽しくお買い物していますが、対照的に保護者は無事買い物出来るか不安そうに、こどもたちを見つめていたのが印象的でした。
みんな無事に700円までの昼食を買ってレジで精算出来ました。

買い物が終わると、さきほどホワイトボードに書いた欲しい商品と比べてみました。それをホントに買っていたら赤で〇をします。書いてなかったものを買ったら、赤字でそれを書き足してもらいます。中には、700円でおかあさんの分まで買い物したこどももいて、ナンシーさんも感動!

お買い物の振り返りで、キャサリンさんからチェックポイントを教えていただきました。
「700円でたりてるか?」「ちゃんと、お昼ごはんを買えてるか?」が今回のミッションのポイントでしたが、みんな大成功のようでした。
ナンシーさんからも上手な買いもののポイントとして、今回のように「ほしいものリスト」をつくること。そして何を買ったのか、その買い物が良かったのかどうか、あとでホントに使っているかを振り返るためにレシートは必ずもらって、定期的に見直してから処分しましょう、とアドバイスがありました。

そして、2回目のお買い物がはじまりました。今度はキャッシュレスの体験です。キャッシュレスって、どんな種類があるだろうということを教えていただき、K&Nマートで好きなものを700円以内で1つ選んでもらいます。今度は迷わず決めることができたようです。商品を持ってふたたびお会計へ行きクレジットカードで支払う体験をしますが、お金を握りしめていないので、みんな先ほどより少し緊張しているようでした。
学校では小学校5年生でキャッシュレスについて学ぶそうです。キャッシュレスと現金の両方でお買い物体験した感想を聞くと「キャッシュレスは楽でいいね!」「現金のほうがいいよ!」「どっちもいいな!」とさまざまな意見があり、それぞれの良さや不便さがあることがわかりました。

前半の買い物が無事に終わり、休憩のあとは、お正月も近くなってきたので「お年玉」について教わりました。「お年玉は、もともとお金ではありませんでした。それは何?」というクイズから始まりましたが、「おもち!」という正解を元気よく答えてくれる子もいました。正確には「鏡もち」で「お年玉」は「年神(としがみ)さまの魂」の「年魂(としだま)」という、もともとの意味で年神さまにお供えする、鏡もちがもともとお年玉と言われていたそうで、初めて聞いた参加者も多かったようです。

では、みんながもらってるお年玉の使い方ついて「ちょきんしてる」「何か買っている」「しらない」のどれかという質問に答えてもらったあと、来年のお正月にもらうお年玉はどうしようかと親子で話し合ってもらいました。
お二人から「お年玉マナー」ということで「必ず両手で受け取って“ありがとう”と言いましょう。できたらくださった相手の目を見てね」「お年玉で何か買ったら、その人に報告しょう」といった大切なことをアドバイスしてもらいました。
また、「銀行に預けるなら親子で一緒に行こう」「ためるだけでなく、つかう練習もしてほしい」というアドバイスもいただきました。もうすぐ来るお正月でお年玉をもらう時は、実行してくれそうです。

講座の最後に「お金はどこからやってくるでしょう?」という質問で「1.空かふっ
てってくる 2.木になっている 3.はたらいて、もらう」という三択の中から
は、みんなもちろん声をそろえて「3!」と答えてくれました。ナンシーさんからは「家族のみんなにはたらいてくれて、ありがとう!の気持ちを持とうね。お金はありがとうの印だよ。」とあらためて、お金のたいせつさを教えていただきました。

講座が終わってからはみんなで記念撮影をしました。
参加者のみなさんからは
「こどもとお金について話せたことや、お年玉の使い道を見直すことができた」
「ひとりで買い物をさせたい」
「ATMに一緒に行ってお年玉を貯金するところを見せたい」
という感想が寄せられました。今回の講座では、改めてお金について大事なことを学
ぶ機会となりました。きっと、それぞれの家庭でお年玉やお金について話すきっかけ
になっていることと思います。

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