まちミルVol.7「体験して“好き”を見つける 古民家で過ごす休日」

レポート

学びと交流の社会見学「まちミル」は、生駒のまちを題材にしたフィールドワークです。2021年にスタート。市内の気になる場所で地域活動を体験したり地域の人と交流したりしながら、多様な学びを展開してきました。
ischoolでは、ミライの教室「生駒のまちを知る」で、地域の魅力や課題を学ぶコンテンツを開催予定です。

12月3日は高山町にある古民家に「遠足」にでかけ、竹を使った工作や糸つむぎなどの体験をしながら日常を離れたひと時を満喫しました。参加したのは、6組の親子16名。まずは市役所に集合してマイクロバスに乗り、みんなで高山町へ向かいました。

この日のコーディネーターは「ひらく学校」の町矢さん。普段は高山町を拠点に、ものづくりや農業、食、デザインなどの体験を通して、自分の「好き」を進路につなげるさまざまなプログラムを開講しています。

参加者の皆さんが会場の古民家に到着。ここは、オーナーの岡崎さんが老朽化した家屋をDIYして、住めるように手入れした場所です。室内は味わいのある調度品が配され、一室には囲炉裏も。初めて見る子どもたちから歓声が上がりました。

最初に町矢さんから、この日の過ごし方についてアドバイスがありました。
「今日はなんでも好きなことをして、自分の心のままに過ごしてくださいね。体験できることもいろいろ用意しているけど、なにもしなくてもいいんですよ。」

到着がお昼ごろだったので、さっそくランチタイムに。庭の芝生の上にレジャーシートを敷いてみんなでお昼ご飯をいただきました。「ひらく学校」のメンバーお手製の豚汁も振る舞われ、参加者の皆さんは温かいおもてなしに心まで満たされたようでした。
「お天気がよくて、芝生の上がとっても気持ちいいね。」
「外で食べるごはんって本当においしい。豚汁が最高。」

食べ終わった人から、のんびりと好きなことをする時間。

子どもたちに人気だったのは竹串づくり。竹を割ってカッターでちょうどいい細さに削ると完成。そして、作った竹串を使って、囲炉裏でマシュマロを焼きました。

「みんなの分も作るわ。ぼく、竹串づくり名人やから。」
「マシュマロ、お母さんの分も焼こうか?」
と、子どもたち。得意なことを見つけて、とても嬉しそう。

糸つむぎはケイコさんが教えてくれました。
「綿をこうやって細く撚って(よって)いくと、糸になるのよ。」
参加者同士で教え合ったり、完成したものを見せ合ったりと和気あいあいとした雰囲気でした。

最後に、ハンドパン奏者の近田さんの演奏がありました。会場が柔らかく響く音色に包まれ、うっとりと聞き入る皆さん。

希望した人はハンドパンの鳴らし方を教えてもらい、演奏にも挑戦しました。

この日のまとめとして町矢さんから、
「学校では学べないことがここにはたくさんあったと思います。いろんな体験をして、本当に自分が好きなこと、得意なことを見つけてくださいね。わたしもそのお手伝いをしたいと思っています。」
と話がありました。

参加者の皆さんからは、
「子どもが体験から学ぶことができる場を探していましたが、親にとっても学びある時間でした。」
「憧れの古民家での素敵な体験。皆さんと交流もできて、温かい気持ちになれました。また遊びに来たいです。」
などと感想が寄せられました。

非日常的な場所で、心のままに過ごした一日。自分にとって心地よいことを知る時間になりました。

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