11/2(木)講演会「ヒトが育ち、学ぶということ―ポストコロナ社会に生きる次世代人類に向けて」

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ヒト特有の脳と心の発達を知り、デジタル化が進む現代に大人は子どもたちとどう関わればいいかを学ぶ講演会を開催します。
「比較認知発達科学」の先駆者で、京都大学大学院教育学研究科教授の明和政子さんに話をお聞きします。

日時:11月2日(木)14:30~16:00
場所:生駒市図書会館 市民ホール(生駒市辻町238番地)
定員:400人
参加費:無料
申込み:申込みフォームから、生駒市図書館に電話(0743-75-5000)、または、直接、市内5図書館・室のカウンターでも申し込めます。

※託児も行います(未就学児対象/先着10名)。希望される方は申込フォームに必要事項をご記入ください。
※後日、Web配信も行います。11月12日(日)までに、こちらからお申込みください(視聴期間:11月16日(木)~11月23日(木・祝))。
※詳しくは市ホームページをご覧ください。

日本では、サイバー空間とフィジカル空間を融合させた未来社会「Society5.0」が目指されています。新型コロナウイルス感染症の拡大が、この流れを一気に加速させ、「利便性の向上、省力化(無駄のなさ)」がますます重視されるようになりました。

しかし、これは完成した脳をもつ大人を前提としているもの。ヒトは、他者との「密・接触」を基本とする環境に適応しながら進化してきた生物です。大人にとっては一見無駄にもみえる環境のなかで様々な経験を積み重ねながら、ヒト特有の脳と心はゆっくりと育まれていきます。

そういった「ヒトの育ち」をふまえて、大人は子どもたちにどう関わればいいのでしょうか。どのようなポストコロナ社会を子どもたち、次世代に託していけるのか、明和さんのお話を通して考えてみませんか。

みなさんのご参加をお待ちしています。

講師プロフィール

明和 政子さん
京都大学大学院教育学研究科教授、文部科学省科学技術学術審議会委員、日本学術会議連携会員、こども家庭庁こども家庭審議会臨時委員
ヒトとヒト以外の霊長類を胎児期から比較し、ヒト特有の脳と心の発達の機序とその生物学的基盤を明らかにする「比較認知発達科学」という分野を世界にさきがけて開拓した。
近著に『マスク社会が危ない―子どもの発達に「毎日マスク」はどう影響するか?(宝島新書)』『ヒトの発達の謎を解く―胎児期から人類の未来まで(ちくま新書)』など。

なお、この講演会は令和5年度第2回「トライ!生駒子ども読書会議」の基調講演として実施するものです。「トライ!生駒子ども読書会議」では、子どもたちが読書に親しむことができるよう、家族で読書を楽しむ「家読(うちどく)」などの取り組みを実施しています。

【問合せ】
生駒市図書館 0743-75-5000

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