みんなで議会に行ってみよう

レポート

2月18日に「みんなで議会に行ってみよう」を開催しました。当日は親子連れを中心に30名が参加し、生駒市役所の議事堂の見学や生駒市議会議員との交流を通して、市議会や市議会議員の仕事について学びました。

この日は生駒市議会の議長や副議長、広報広聴委員会に所属する議員の皆さんが、なんと11名も参加。市議会議員が目の前に並ぶと、子どもたちは少し緊張した様子でした。

まず、議会に関するクイズでスタート。
「どんな人が生駒市議会議員になれるでしょうか」
「生駒市議会は普段どんな仕事をしているでしょうか」

「生駒市議会議員になれるのは、生駒市に今住んでいる人」
「生駒市議会は生駒市の大切なルールを決めたり、市民の暮らしをよくするために話し合ったり、正しく税金を使っているのか監視したりしている」
という答えに、参加者の皆さんからは
「市議会議員さんになるにも条件があるって知らなかった」
「市議会って色んなことをしているんだね」
と、驚きの声が上がりました。

クイズの後は、広報広聴委員会の副委員長の高杉千代子議員から、市議会の仕組みや市議会議員の仕事について詳しく教わりました。市議会議員は、選挙で選ばれた市民の代表。議会に出席して生駒市をより良くしようと話し合うだけでなく、会議がない時は市の仕事について調べたり、他のまちへ視察に行って進んだ事例を学んだりしているんです。

続いて、吉村善明議長の案内で、議事堂の見学に行きました。

まずは、生駒市議会の議場へ。市議会議員の席に座ったり、議決でに使う「賛成・反対」のスイッチを押して採決を体験してみたり。議長席に座ってベルを鳴らして、議長になりきる子も。

続いて、議長室と副議長室へ。議長と副議長にそれぞれ部屋があるのは、市民の話を直接聞く機会が多いからだそう。

次に見学した議会事務局は、学校で言う「職員室」のような場所。事務局に勤めているのは市議会議員ではなく生駒市役所の職員なんです。

その他にも、市議会議員が会派ごとに集まって話し合いをする議員控室や、市議会議員と市職員や市民が打ち合わせをする面談室の紹介がありました。

議事堂見学のあとは、いよいよ市議会議員の皆さんとの交流会。3つのグループに分かれ、参加者と市議会議員の皆さんとの距離もさらに近くなり、自己紹介からスタート。緊張感も少し漂う中、各グループでは様々な質問が飛び交い、それに対して真剣に、そしてわかりやすく答える市議会議員の皆さんの姿があちこちで見られました。

「なぜ生駒市議会議員になったのですか」

「職場で周りの人のお世話を色々としていたら、先輩に『あなたは議員さんになるべき』と言われたことがきっかけです」
「“生駒市っていいまちだよね”と、色んな人たちに言ってもらえるようなまちにしたいと思ったんです」
この他にも、地域の人の後押しもあって市議会議員の道に進んだ方という人も。

「選挙ってどれくらいお金がかかりますか」という質問には、
「選挙の費用ってすごくたくさんかかっているイメージがあるけど、実は市議会議員はそんなに使っていないんです。ポスター貼りや細々したことを人に頼まずに自分でやっていたり、選挙期間中の街宣車を使わない人もいるなど、どこまで自分でやるかとお金のバランスをそれぞれ考えながら取り組んでいます」
と、具体的な金額も示しながら丁寧に答えていました。

参加者の皆さんからは、
「市民として自分が持っている思いは、市議会議員の皆さんに直接伝えていいんだということを学びました」
「たくさんお話したことで、今までよりも市議会議員さんの存在を身近に感じました」
「市議会のオンライン中継を今度見てみようと思います」
「市議会議員の皆さんから、より良いまちにする方法を聞いたので、自分自身でも実行したいです」
などといった感想が寄せられました。ざっくばらんに質問ができ、市議会議員の皆さんが活動するうえで持っている色んな思いを、参加者の皆さんも感じることができたようでした。

終了後も、会場のあちこちで参加者も市議会議員も混ざり合って皆さんで集まり、話が弾んでいる姿がとても印象的でした。

講座を通して、市議会議員の働きや人柄を知り、市議会との距離もぐっと近づいた一日。自分たちが暮らしているまちをより良くするために、参加者の皆さん自身にも何ができるのかということも考えるきっかけとなりました。

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