ischoolでは、6月に「初めての人のためのITエンジニア講座」を開講しました。この講座は、NFTを活用してデジタル・リスキリングを無償化し、再就職を支援する仕組み「ONGAESHI(オンガエシ)」を国内で運営するInstitution for a Global Society株式会社(以下、「IGS社」)と連携して実施。子育て中の女性など受講者33人が、e-ラーニングと4日間の集合研修を通してITエンジニアとして必要な基礎的なスキルを身につけ、再就職や正社員への転職を目指します。
初日となる集合研修には、31人が集まりました。家庭を優先するため10年以上の離職期間があるという人や、育児がひと段落したことからリスキリングに挑戦する人など、初めてプログラミングを学ぶという人がほとんどでした。
今回の講座は託児サポート付き。10人を超えるこどもたちも同行し、講座の時間中は隣室で遊びながら待っていてくれました。
講座はIGS社の金井さんが進行し、同社の松原さんが講師を務めました。
冒頭には「新たなキャリアに向けて」と題したセミナーがありました。株式会社Kサポートの杉崎さんより、企業を取り巻く社会環境が大きく変化していることや企業がどのような人材を求めているかといった説明があり、新しく一歩を踏み出す受講者の皆さんへエールが送られました。
セミナーのあとはグループに分かれて自己紹介をしました。「就職したいと漠然と思っていたけどきっかけがなくて。今回、思い切ってエントリーしたんです」と受講理由を話した人に共感の声が集まったり時折笑い声があがったりと、どのグループでも会話が弾んでいるようでした。
その後は、いよいよWebアプリの制作を学びました。まずは、Webアプリの基本についての講義。今回は「Streamlit」というツールを使い、「Python」というプログラミング言語でWebアプリの開発を行うため、その仕組みを教わりました。
続いて、プログラミングコードの入力に挑戦。練習として「計算アプリ」の制作に取り組みました。実際に作業を進める中で難しい部分は受講者同士で教え合い、各グループで協力して完成させました。
講座が終わる頃には少し疲れた様子の人もいましたが、受講者の皆さんは互いに励まし合い、同じ課題に向き合うことで仲間意識も生まれたよう。講座の終了後には、連絡先を交換し談笑する姿があちこちで見られました。
受講者の皆さんはこれから約1ヶ月集中でプログラミングを学び、最後にはオリジナルWebアプリを発表します。33人の成長をどうぞ楽しみに続報をお待ちください。
Instituition for a Global Society株式会社
AIを活用した人材評価プラットフォームを企業や学校に提供するHRTech/EdTech企業。
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