まちミルspecial「お寺とカレーって、何だか相性良くない? カリー寺in生駒」

レポート

学びと交流の社会見学「まちミル」は、生駒のまちを題材にしたフィールドワークです。2021年にスタート。市内の気になる場所で地域活動を体験したり地域の人と交流したりしながら、多様な学びを展開してきました。
ischoolでは、ミライの教室「生駒のまちを知る」で、地域の魅力や課題を学ぶコンテンツを開催予定です。

「お寺」と「カレー」という一見ミスマッチになモノがコラボしたイベントが、10月30日に長弓寺円生院で開催されました。その名も、「カリー寺in生駒」。
「まちミル」vol.5「英語とカレーと○○と」に参加した有志の皆さんと円生院住職の池尾宥亮さんによる実行委員会が企画・運営しました。

実行委員会のメンバーは「イベントを企画するのは初めて」という人がほとんど。まずは「どんなカレーを出そうか」から検討が始まりました。

「市内のお店のカレーがいいよね」「色々な種類をいっぺんに味わえる方がいいな」「子どもも参加するなら甘口のカレーもいるよね」
試食や話し合いを重ねながら、カレーの種類や提供方法を決め、カレー店との交渉も実行委員が行いました。

さらに、カレーを食べてもらうだけじゃもったいない!ということで、カレー以外の催し物も、みんなでアイデアを出し考えていきました。

そして迎えた当日。司会は民族衣装のサリーをまとい、会場の雰囲気を盛り上げます。

池尾住職の法話からスタート。食事の前のお経「五観の偈(ごかんのげ)」で「いただきます」の気持ちを整えてから、市内の5店舗のカレーを黙食で楽しみました。

カレーを堪能したあとは、参加者みんなで世界中で大ヒットしたスペインの「マカレナ」に合わせてダンスを体験したり、国宝の長弓寺本堂では池尾住職の仏教音楽「声明(しょうみょう)」を聴いたりして、カレーのスパイスに包まれながら「多文化」を楽しんだひと時となりました。

実行委員のメンバーからは、「イベントを作るのは大変だったけど、企画側の方が楽しかった」や「私のFacebookの投稿を見て近所の人が来てくれた。自分の活動が誰かの一歩や楽しみに繋がっていたら嬉しい」などと、感想が寄せられました。

また、「きっと市内にはこんな企画をやりたい人や運営できる人がほかにもたくさんいると思う!」との声も。池尾住職も「今度は円生院のみならず、長弓寺全体をステージにして生駒を盛り上げていきたい」と抱負を語りました。

次の展開をどうぞ楽しみにお待ちくださいね。

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