学びクリエイターの小荒井です。
12月16日に「楽しいをつめこんだクリスマスのお店をつくろう」を開催。親子35人が参加しました。
小さい頃から家庭で季節ごとにさまざまなイベントを企画していた私。今回は、せっかくのクリスマスシーズンということで、生駒の親子を巻き込んで楽しい時間を一緒に過ごしたいなと思い、「お店屋さんごっこ」を講座にしました。
会場の真ん中には、キラキラした折り紙、クリスマス仕様の包装紙、色とりどりのリボンや毛糸、風船、ダンボールなど、工作の材料をずらりと並べました。
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また、参加者の皆さんが「お店屋さんごっこ」のイメージを膨らませることができるよう、体験型の展示スペースも設置。お店に並べる商品の例として、幼い子にも簡単に作れる紙コップのトナカイ、輪飾りを応用したサンタを紹介しました。さらに、商品だけではなく、お客さんに楽しんでもらえるような「しかけ」も用意。クリスマスカラーのリボンで作ったくじ、クリスマスモチーフをあしらった紙コップを倒すボウリングといったお楽しみをプラスしました。
最初に、参加者の皆さんにも、お店づくりをする際には、お客さんに喜んでもらうための「しかけ」があるといいことを伝えました。飾り付けや商品の売り買いだけではなく、くじやボウリングのような「しかけ」が、お客さんとのコミュニケーションを深める一工夫になるんです。
その後いよいよ、参加者の皆さんが3つのグループに分かれて、制作活動をスタート。
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前半は、お店に並べる商品を作る時間。子どもたちは、自由に使える山盛りの材料に魅せられ、目をキラキラと輝かせていました。親子で「何、作ろうか?」と話しながらも、もくもくと商品づくりが進んでいきました。
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商品が1つ出来上がる頃合いを見計らって、
「商品は、具体的なものじゃなくてもいいんだよ」
という声かけをしました。例えば、目の部分を切り抜いたサンタクロースのイラストパネル(ダンボール)。
「顔ハメのようにして、写真を撮るサービスにしても面白いかもしれないよ」
と伝えると、見本を参考にしながらパネルづくりに挑戦する子どもたちの姿が見られました。
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風船に色画用紙で角をつけたトナカイの飾りやら、箱を包装紙やリボンでクリスマス仕立てにリメイクしたものやら…、実にバリエーション豊かな商品が次々と生み出され、まさに会場は工房のようでした。
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後半は、お店の「しかけ」や看板、飾りなどをチームで協力して作り上げていきました。
チームで考えたお店の名前やマークを看板にし、飾りつけをする親子と、「しかけ」づくりに専念する親子に分かれての作業。看板の文字をリボンで表現しようというアイデアを実際にやり切ったチームもありました。限られた時間内で「間に合うのかなぁ」と、内心ドキドキしながら応援していたのですが、参加者の皆さんの頑張りには目を見張るものがありました。
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「しかけ」も、ボール転がしや紙飛行機ダーツなど、チームオリジナルのものが出来ていました。はじめは子どもたちを手伝っていたお父さんやお母さんも、童心に返ったかのように一緒に楽しんでいた様子が印象的でした。
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最後は、「お店やさんごっこ」をやってみる時間。
「他のチームはどんなお店になってるのかな?」
と、まるでお祭り気分でお店めぐりをしていた子どもたち。対して店番をする側は、はじめは緊張した面持ちでしたが、いざ、お客さんが来ると、立派に「お店屋さん」になっていました。「しかけ」のルールを伝えて、お客さんが楽しんでいる様子を見たら、こわばっていた子どもたちの表情も気づけば自然とにっこり。
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まだまだ遊びが盛り上がりそうな余韻を残し、講座は終わりの時間になりました。
参加者の皆さんからは、
「子どもが学校にいるときよりも、いきいきとしている姿を見ることができました」
「自分でなにかを作り楽しむ力を養えました。家でも役立てたいです」
「普段とは違う友だちと触れ合え、子どもたちの心に残る体験になったと思います」
といった感想が寄せられました。
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家族のイベントは、準備段階から子どもを巻き込んで作り上げていけば、子どもにとっても、お父さんやお母さんと一緒に「楽しい」を共有できる何よりの時間になるはず。今回の企画が、親子の時間を楽しむ一つのアイデアとして参考になれば嬉しいです。
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学びクリエイター
小荒井 幾子(こあらい ちかこ)
市内在住。絵本や映像の制作、ナレーション活動を行うクリエイター。NHK福島放送局のアナウンサー、日本テレビの記者、小学校の教員等を経て、現在は二児の男の子を育てながら、一人ひとりが自分らしく生きられる社会を目指し、子育て中の母親をサポートするサービス『こどもといっしょ』を運営している。
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