親子で体験!お正月に向けてだしの文化を学ぼう!~だし博士になろう!「おせち」と「お雑煮」のひみつ~

レポート

12月20日(土)に「親子で体験!お正月に向けてだしの文化を学ぼう!」~だし博士になろう!「おせち」と「お雑煮」のひみつ~を開催し、親子で15組34名の方が参加されました。

講師は「チルディッシュ(株式会社OhMyFamily)」の代表CEOの「みっちゃん」こと作野 充(さくの みつる)さんをはじめとするみなさん。

普段から、食育だけでなくさまざまな子育ての悩みを総合的にアドバイスする活動をされている、こどもの教育にかかるプロの方々です。

今回はダシのことからお正月の文化も考える講座でしたので、年の瀬の忙しい時期に開催することになりましたが、定員を大幅に超える応募がありました。

当日は「ダシ」を味わったり比べたりするワークショップをはじめ、日本のお正月にまつわる「ダシ」の食文化として、「お雑煮」や「おせち」についても教わりました。

まず、管理栄養士であるゆうこさんと一緒に、舌にはどんな味を感じる機能があるかを実験しました。

それぞれの味の液体が入った5つの紙コップが用意されて、どんな味を感じるか親子全員で試飲してみました。

コップの中身は(1)砂糖水(甘味) (2)塩水(塩味) (3)レモン水(酸味) (4)ココア(苦味)そして最後の(5)番目がダシ(うま味)なんですが、こどもたちはみんな「甘い」「すっぱい」など味の感じ方はほとんど同じでした。
いちばん味わって欲しいダシを試飲したこどもたちの感想は「おいしかった」「ダシみたい」が多く、やはりこどもの頃からダシをおいしいと感じる日本の食文化で育ってきたことがわかる結果に保護者も驚いていました。

「この5つの味(五感)をどこで感じることができるのか?」「舌以外ではどこで感じることができるのか?」などをクイズ形式で考えてみました。

味って舌だけではなく、目や鼻、見た目、食感などを使って「おいしい」と感じることがわかりました。

そのことをより確認するためにもう1つ実験してみることに。

今度は紙コップに色のついた液体が2つ入っています。1つは赤色、1つは緑色。これを目隠ししたり、鼻をつまんだり、そのまま食べてみたりしました。

赤はイチゴ味のゼリー、緑はマスカット味のゼリーですが、やはり色をちゃんと目で見て、鼻で匂いを感じながら食べたほうが、イチゴやマスカット味を強く感じることが出来ました。

みんな風邪で鼻が詰まると味を感じにくくなる理由がなんとなくわかった気がしました。

ここからはいよいよダシの体験です。

先ほどの5つの味のなかの「うま味」についてですが、この「うま味」というものを見つけだしたのは、実は日本人で昆布から見つけたことを教えてもらいました。今ではこの「うま味」は国際的な言葉となり世界中で認知されているんですって。その「うま味」が凝縮されている実際のかつおと昆布が入っているダシを飲み比べてみました。1つは調味料も入っているダシ、もう1つは何も入っていないそのままのダシ。

このダシをご提供くださったのは、市内企業の「堀内栄養食研究社」さんで、無添加で品質にこだわったダシは、ふるさと納税の返礼品や、生駒市小・中学校の給食にも使われている間違いなしの味です。

調味料が入っている、そのままお鍋に使えるダシはもちろん、何も入ってないこのままのダシでも「おいしい!」というこどもたちもいました。

そして、砂糖や塩、しょうゆなどの調味料を使って、自分なりのダシやうどんつゆを作ってみました。少し調味料を入れすぎたところもありましたが、みなさんおいしいダシを作ることができていました。和食の基本である「ダシ」を使って作る料理は、改めてこんなにおいしいことがわかりました。

講座の後半は、お正月も近いということで、おせちやお雑煮について、またまたクイズ形式で教えてもらいました。「お雑煮に入っているものは?」「おせちはいつ食べる?」「おせちの中で長生きの意味が込められている食べ物は?」などなど。

少し難しいクイズもありましたが、みなさん全問正解の方がほとんどでした。

このお雑煮、実は地域によって味や中身がちょっとずつ違うんです。白みそ、赤みそ、すまし汁、ダシ煮など。奈良県のお雑煮は中に入っているお餅を出して「きな粉」をつけるスタイルが主流だそうです。

そこで、いろんな種類のお雑煮がどこの地域のものなのか、全国のお雑煮マップをグループごとに作成することに。配られた雑煮カードを全国地図に貼っていきますが、グループで話し合いながらマップを完成させました。また、お雑煮に入っているお餅のカタチがどこを境に変わるか線を引いたりしました。

出来上がったお雑煮マップの答え合わせをしたら、ほとんどのグループが正解で、みんなとっても詳しくてスタッフや講師も驚きました。

お雑煮マップは各地の代表的なお雑煮ですが、やはりそれぞれの家庭で違っていて、お餅も入っていたり入ってなかったり、代わりに独特の具材が入っていたり、すまし汁だったり、これぞまさに先祖代々、昔から伝わってきた家の味であり立派な食文化であることがわかりました。

そして、最後におせち料理にこめられた思いを学びました。

配られたカードで、おせち料理とその願いや意味をグループで合わせていきました。昔の人は今より1年の始まりをきちんと大切に考えて、幸せや願いをお料理に込めたことがわかりました。

今でも大事な試験や試合があったら、とんかつや出世魚などで幸運を呼ぶ願いをこめたお料理を作ることがあるので何となくわかる気がしました。

時間の都合上、出来なかったですが、みんなも自分だけのオリジナル「おせち」をお家で願いをこめて考えて欲しいと、絵を描く用紙ももらって講座は終わりました。

大人からは「こどもが実体験しながら楽しく学べる味くらべやクイズはすごくためになりました。」「楽しく日本の文化について知ることができて良かったです」

こどもからは「もっと、料理で、だしを使いたい。」「いろいろな県の雑煮があるんだなぁーと思いました。」という感想が寄せられました。

参加された方々はきっと、日本のお正月にまつわる食文化と、日本料理の基本の味である「ダシ」の「香り」と「うま味」を確認しながら、いつもと違ったお正月を過ごしてもらえることを願っています。

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