みんなで選挙に行ってみよう!

レポート

7月7日に「みんなで選挙に行ってみよう!」を開催しました。
小学生とその保護者のみなさんあわせて39名が参加し、選挙の大切さを学びました。

この日は、生駒市選挙管理委員会事務局の協力のほか、選挙管理委員会の新田委員長も参加してくださいました。

まず始めに選挙管理委員会事務局の中村さんから選挙についての具体的なお話がありました。
「みんなが今住んでいる生駒市のことは好きですか?好きなところはずっと守っていきたいし、もっと良くしたいですよね。そんなみんなの願いをカタチにするために、みんなを代表して想いを伝えてくれる人を決めるのが選挙です。」
とわかりやすく伝えてくださいました。

そのあとは「選挙クイズ」で楽しくお勉強。そして、ここで明るい選挙のイメージキャラクターめいすいくんがサプライズで入場すると、こどもたちは大喜びでした。
「めいすいくんは何がモチーフになっているキャラクターでしょうか?」
「投票用紙にはどんな秘密があるでしょうか?」

「めいすいくんは投票箱をモチーフとしたキャラクターで背中には鍵もついている。」
「投票用紙は折り曲げても自然と開くしくみになっている。」
という答えで、参加者でもわからないこともたくさんあり驚きの声が上がりました。

めいすいくんは休憩時間にも登場してくれて、参加者のみなさんは記念撮影をしたり触れ合ったり楽しい時間を過ごしました。

クイズで盛り上がったあとは、いよいよ今日のメインである模擬投票にうつります。
今回は、選挙管理委員会事務局のみなさんが、本物の投票箱や記載台を使った、まさに本物そっくりの投票所を再現してくれました。

模擬投票のテーマは「わたしたちの住む生駒有名計画」。
生駒市を全国的に有名にするにはどうしたらいいかということで、3人の候補者が立ち上がり、具体的な方法を演説することになりました。候補者は参加してくださった保護者が務めてくださいました。

「生駒に新種のフルーツを栽培する!」
「生駒にパンダ園をつくる!」
「生駒山上に世界一のタワーを建てる!」
みなさんそれぞれ生駒を有名するためのプランを熱弁してくださいました。
演説をきいたあとは、グループに分かれてディスカッション。こどもたちも自分はどの候補が共感できるか熱心に説明してくれました。ほかの方の意見を聞くこともすごく勉強になることがわかりました。

いよいよ投票です。受付や名簿対照もこどもたちでやってもらいます。投票管理者を務める選挙管理委員会委員長の監督のもと、みなさん投票のやり方を聞いて、改めて自分で選んで自分で決めて投票をおこないました。普段は大人たちしか投票できないので、こどもたちが1人で記載台の上で候補者名を記入している姿は、なんだか不思議でもあり頼もしく見えました。

投票がすんだらすぐに開票です。
こちらも選挙管理委員会委員長による開票管理者の宣言のもとスタート。
こどもたちが票の仕分けを行ったほか、本物の計数機などを使って集計もしました。

開票の結果はなんと3人の候補者がすべて同数票という結果に!!これには参加者もスタッフもみんな驚きをかくせず、大きな声があがりました。
選挙のクイズ問題でも紹介したように「得票が同数の場合はクジで決める」というルールがあります。これにのっとり、クジ引きにより当選者を決めることになりました。

同数となったことで参加者のみなさんは、もしも自分の1票を変えていたら結果が変わっていたことがわかり、改めて1票の重さを肌で感じることが出来ました。

クジ引きにより無事に当選者が決まり、当選者には選挙管理委員会委員長から当選証書を渡して無事に講座は終了しました。

最後に選挙管理委員会委員長が
「今日の模擬選挙のことや選挙の大切さをぜひとも家庭や友達に話してください。そして次の選挙では保護者の方は投票していただくことはもちろん、こどもたちも今は投票所に入れるので、ぜひともいっしょに投票所に行ってください。」と話してくださいました。

終了後、
「実際に投票することによって、より選挙が身近に感じることが出来た。」
「講座を聞いて、今後も継続して選挙にいって投票しようと思います。」
「親子で来れてよかった!こどもには自分の住んでいる町や国に興味をもって楽しく過ごしてほしいと思ってます。」
といった感想を聞くことが出来ました。

この日は偶然にも、東京都知事選挙の投票日でした。講座を通して選挙の大切さや選挙の仕組みについて学び、自分で意思決定・意思表示することの大切さを認識する機会となり、参加者のみなさんが自身の身の回りのことに目を向けたり、地域や社会の課題について考えたり、「政治」に関心を持つきっかけとなることを願っています。
また、参加してくれたこどもたちが18歳になったときには自然と投票に参加してくれることを選挙管理委員会事務局のみなさんも願っておられました。

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