3月8日にischool防災学習会「防災脱出ゲーム」を開催し、親子で24名の方が参加されました。講師は、NPO法人市民活動サークルえん事務局長の礒野奈緒さん。親子で謎を解きながら、ゴールの避難所を目指すフィールドワークを中心に、ゲーム感覚でアクティブに防災知識を学びました。

【ゲームスタート】
今回の講座には防災に興味がある小学生と保護者が集まりました。
ゲームプロローグで防災脱出ゲームのルール説明と、グループに分かれて自己紹介と役割分担を決めてゲームスタートです!
【ゲームの設定】
東新町のビルの3階で防災について学習している最中に突如地震が発生し、さらに5階から火災が発生しているため3階から急いで脱出するというシナリオです。全員💛(ハート)マークの「ライフ」を10個ずつもらって、なくならないように避難所を目指します。
学習の内容は①地震が発生した時に家の中で安全なところ ②家から脱出したら持っていくべきグッズについてです。

家の中で安全なところをグループで話し合っている時に、緊急地震アラームが鳴り、スクリーンには「地震発生」と出ました!でも参加者全員がその音に気付かなかったので、みんないきなりライフを減らされることに。ショックですが、実際の地震ではそんなことを言っていられません。
脱出の際に持っていくものをグループで話し合っている時に、もう一度緊急地震アラームが鳴りましたが、今度はみんな机の下に潜り込んだり、座布団をかぶったりで優秀!💛も減ることなく、ビルから脱出します。3階から下りる時にエレベーターを使ってしまったら💛がたくさん減るのですが、みんな危機意識が強くなっていて、階段で脱出することに成功しました。
講座会場のビルから脱出し、駐車場に集まって、みんな避難所を目指します。
大きな地震により、街は壊滅状態。
倒れそうな電柱、割れたガラス、落ちてくる瓦など、道中は危険がいっぱいです。街中にある消火器など災害時に何か役立ちそうなものや、危険な箇所をチェックしながら避難所へ向かいました。
【初期消火ミッション】
市役所裏の住宅地で火災が発生しており、今なら消火器で対応出来そうなので助けて欲しいと消防団から助けを求められました。ミッションとして、渡された地図から指定された場所を探して行くことになります。
みんな、これまでの道中で見つけた消火器によって正しい手順で消火をして、何とか危機を脱することができました。

【屋外での地震に対応】
安堵するもつかの間、突如余震が発生しました!
この時、どう行動するのかが運命の分かれ道。
答えを選んで避難所になっているコミュニティセンターに向かいます。

【ゴール】
みなさん無事に正しい避難所にたどりつきました!
最後に礒野さんから振り返りの講評とレクチャーを受けたあと、訓練用消火器を実際に使ってみました。

参加者のみなさんからは
「まちの中で受けられる、実感の持てる講座、実習。防災用具や応急方法もやってみたいです。」
「家族で参加できたので、家族で話し合い始める機会になったのもよかったです」
「とても楽しく、実際の災害を意識しながら参加できてとてもよかったです!」
「たくさんの人に参加してほしいし私も再受講したい。」
という感想が寄せられました。
今回の講座では、改めて防災について大事なことを学ぶ機会となりました。きっと、それぞれの家庭で防災について考えて備えるきっかけになっていることと思います。